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記念講演

退職される先生の記念講演があった。私の専攻とは厳密な専門領域は異なっているが、先生の深さに改めて触れることのできた、学びと感動をおぼえた講演だった。

専門職とは何なのか、先生は何度も問われていた。それはまさしく自分の中での常なる問いそのもの。

専門職である自分に対して、存在証明ができるか。それは哲学を持たなければできないと思う。哲学は、いったん自分を疑いその不信を超えた先にあらわれるもの。今の自分に満足していては、自己の存在価値を証明する必要もないし、プライドも持てないだろう。

そういう意味では、保健師という国家資格は今危うい時代を迎えているが、逆に今だからこそ存在を自己証明する時なんだと思う。「健康」という概念のその先に、私たちは何を見出すのか。長期的視点をどこに置き、何を統合していけばよいのか。今だからこそ、自らがそれを明らかにし、哲学を創りあげる時なんだと思う。

先生の領域は異なるけれど、私なりに先生のお話をそう解釈しながら、拝聴した。

先生はまた別の学校で教鞭を取るのだそうだ。こうやって、これまでも多くの学生のひとりひとりの心に大きな命題を刻み続けてきたのだと思う。そういう意味で、教育の持つ力の凄さを改めて感じた。

先生、本当にありがとうございました。どうぞこれからもお元気で!

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