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人間も生物

最近、医療や保健の中で、「ごくあたり前のことが落ちている」と思うことに多く出会う。

人間も生物の1つの種類であるということ、生物は今生きている世界に適応しようとすること、言葉にするとあたり前だけど、その事実をどれだけ生活に取り込めているのか。

病気を治す=薬で症状を抑えること ではない。今出ている症状は、必然があって出ているもの。では、だいたいその症状がどうして出ているのか、もしそれで困っていることがあれば、困らないようにするにはどう工夫すればいいのか、その辺りのやりとりは、忙しい現代の中で、いつの間にか切り捨てられていった。人間だけが別もの、そういう意識が働いてないだろうか。

免疫進化論----自然の条理に根ざした医学を求めて 免疫進化論----自然の条理に根ざした医学を求めて

著者:安保 徹
販売元:河出書房新社
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安保先生は、そんなあたり前の大切さを医学の側面から論じることのできる、数少ない研究者のおひとり。

ちなみに、一般書なので、電車の中や就寝前にでもあっという間に読めます。

でもこの本を読むと、医療者としてはあまりに矛盾を感じてしまい、現代の病院には就職したくなくなるので、要注意かもしれませんね。

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コメント

>症状は、必然があって出ているもの

なるほろ!!
考えてみればそうなんですよね。

他の動物は不摂生という行動を選べないし、
今ある自分の状態も客観視できないし・・・・。
これって、ヒト特有の悩みだったんですね。

確かに医学は生物学から見ると、不自然なもの
かも知れませんね。

投稿: なが | 2006年9月24日 (日曜日) 05:09

なが様、コメントありがとうございますです!

そうですね、少なくとも今の医学は薬を開発したり、検査方法を発展させたりという進歩はありますが、大元の症状の意味を考えることは、あまりメジャーではないでしょうね。

動物は、身体に不快な感覚があると、きっとその場にはとどまらず、安全な場所に逃げるでしょう。人間も感覚的に心や身体が不快な時は、我慢せずに安全で安心な場所で休むことができれば、随分病気も減るでしょうね~。でも、切ないことに、下手に色んなことに考えを巡らし、我慢しちゃいますよねぇ。

心や身体に耳を澄ませていたいものですね。

投稿: ぱにゃお | 2006年9月24日 (日曜日) 22:37

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