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30万人の国

「○○兄ちゃん、うつで入院しているんだって…。」

私はそれを聞き、電話口で泣いてしまった。

遠い昔、長い休みに遊びに行くと、嫌な顔1つせず遊んでくれた知り合いのお兄さん。口数は多くないけど、本当に優しくて、側でニコニコしていて…。あの頃の光景がすぐに浮かんだ。

学校を卒業できなかったり、なかなか仕事が決まらないという話は聞いていた。人と競争するようなことは得意ではないだろうということは、年下の私にもなんとなく感じた。

小さい頃、田舎の川や山で日が落ちるまで遊ぶには、そんなことは何1つ関係なかったけど、年を重ねこの社会の中で生きていくには、お兄さんにとってだんだんしんどいものになっていったのかもしれない。厳格なおじ様と優しいおば様はかなり高齢になり、息子の気がかりはあるものの、全力で守ることはもう出来ないと心を痛めていたそう。

そう思うと、なんとも悲しくって泣けてしまった。お兄さんのあの穏やかな笑顔と優しさはずっと私の心に残っているのに。

話は変るけど、外交を終えてタラップを降りてきた安倍首相の顔を見て、直感的に「あっ、奥様が手を握っていなければ、この人死んでしまうかも。」と思った。身体が悲鳴をあげていなかったら、今頃どうなっていただろう。そして、心から支えてくれる人がいて本当によかった。

自ら命を絶つ人、公式の発表で3万人。実際は、未遂を含めその10倍以上だろう。悲しい、本当に。

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