お大事に…
対応で正直困ってしまうのは、むしろ大人の方かもしれない。
お薬を渡せないというと、おもむろに不快なお顔をされる。目がキーっと吊り上っている。うわ、ヤバい![]()
でも、こっちも一緒に怒ってはいけない。ここからが勝負
。
思いっきり丁寧な笑顔で、「ご期待に添えなくて、本当に申し訳ありません。」と伝える。(相手の期待に添えなかったことは確かなので)
そして、私たちが提供できることを出来るだけ具体的に伝える。
「お背中にカイロを貼ってみてはいかがでしょうか。」「カイロ!?」
男性研究職さん、生涯初めて背中にカイロを貼ったらしい。こんなこと、誰がやっているの?と最初は目を白黒させながら、超いぶかしげな顔
。
でも、体を温めると自律神経系にどんな影響を与えるか、風邪のひきはじめは免疫系を動かすために寒気と発熱が出てくること、休養も取らずにむやみやたらに解熱鎮痛剤を飲むと、逆に体を冷やしてしまうことなど、もろもろ…。
そうです、自律神経のバランスはどんなに体に大事なことか。
「そんな事は仲間の議論の話題になった試しはない。誰もそんなことを言っていなかった。」「そーでしたか。そーでしたか。」
(ん~、確かにあんまりアグレッシブな議論のお題にはならないかもね。)
そのうち、普段どんなに頑張っているかということ、その割には報われなくて悔しい思いをしていること、勝つか負けるかそれが大事なんだということ、色んな思いを乗り越えて今があることをぽつぽつと話し始められる
。
そこまで来られると、お顔の様子も少しずつ変化が見られる。
あとは、(そうね、そうね、研究職の世界は厳しいものがありそうだものね、と個人的な思いも頭によぎりながら
)多からず少なからずのあいずちを打ちながら、気持ちをできるだけ吐き出してもらうことを考える。戦っておられるのね、毎日、毎日…。そりゃあ自律神経も崩れますわぁね…。
そんなこんなで30分。冷えていた指先がほんわかあったかい。「なんだか身体がポカポカして、少し楽になってきました。背中のカイロが、次の仕事に押してくれている気がします。」(えっ、また、戦いに向かうのね!?まっ、いいか
。)
いつもいつも戦闘モードは本来の生物の生き方には合っていません。交感神経緊張は適度が大事。緊張したゴムはいつか伸びて切れてしまいます…。
セルフケアを怠りなく。どうぞお大事に
。
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